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なぜ、XR技術に③???

~街の未来を提案する~

なぜ、XR技術に③???

前回、XR技術の導入に至る経緯についてお話ししました、これからはもう少し具体的な話をしていこうかなと思います。

今回は、『XRはどこをターゲットにするのか?』を今まで取り組んできたことを踏まえていきます。

前会社の時から取り組み始めた、XRですが②でも話したようにMRからの取組となりました。
なぜ?という事は簡単に触れましたが、今回の主題である『ターゲット』が結構重要で、一般的?には教育、未経験→初級へ、初級→中級へという考え方が多いように感じています。

若しくは、管理者の負担軽減などでしょうか。
確かに、その部分にも非常に有効であると思います。

教育という部分で考えると、未経験者を初級まで押し上げるのに結構な労力が必要だとおもっています。
教える時ってベテランや中級者以上の人が携わることが多いと思うんです。
その人たちは経験が豊富なので結構感覚的な事で伝えようとするのでなかなか伝わらない・・・挙句、”あいつは覚えが悪い”となりがちでは?
もちろん、しっかりと教えてくれる方も多数います。しかし、そのように教えるにはじっくりと・・・となってしまいますし、そこまでできる人を教育の場に持っていくのはもったいなく、現場で力を発揮してほしい!となる気がします。

それがテクノロジーの力で解決できるのであれば非常に有益な事。
それにすがってみようと。

未経験者が初級になるにはしっかりとした基礎が必要。応用的なことはできるだけ排除する方が後の応用に役にも立つのでは?
初級レベルに達したら、次は中級への階段が・・・そこからはもうどうしようにもない経験の問題と考えています。
数(現場)をこなし感覚を養う。どこかで通らなければいけない道。ここで思う存分味わうのがよいかと思います。
やはり、経験に勝るものがないというのはどれだけ便利なものを使おうとも変わりません。

次に、中級者から上級者への道のり・・・これはかなりのいばらの道。
経験だけでは埋めようもありませんし教えたからと言って何とかなる物でもありません。

ここで再登場!!『MRの力』!!!

上級者の感覚的なものを記憶させておきデータ化する。(簡単ではないですが・・・汗汗)
中級者は、上級者の何気に動きや視覚を体験することでヒントをもらい、それまでに培った経験と上達した技術で上級者への階段を昇って行ってもらう。

いわゆる、『技能伝承』というやつです。

ですから、ターゲットしては(主にMRですが・・・)

が良いのではないかと考えています。
あれ?作業員目線だけでしか考えていない?そんなことはないのですが、まずは作業員での利用ができないと管理側だけが先行しても結局使わない技術になってしまうのではないか・・・というより、管理側ってシステム化がされているのでそこまで必要かな?と思っています。
私が携わっていた、シールド工事の管理ですが下の写真のようにセンシングできるものはすべてされており、それを集中管理。必要なものだけを帳票化するところまでできています。

掘進管理システム画面

オプション(今はどこでも入れると思いますが)でWEBカメラネットワーク、自動追尾測量まで入れると中央管理室にあるだけでほぼすべての管理ができます。

        左、中央:自動測量操作・管理画面                 右:WEBカメラ画面

リアルタイムで必要な情報がいつでもどこでも確認できます。それを基に指示も。操作に関しては誤作動を防止するため作業員(オペレーター)しかできないようになっていますが・・・
ここまでシステム化されているのでこれを扱えるようにマニュアル的な部分でMRを使うには非常に有効かと思います。
その様な場面では、手軽で、使い勝手の良いものとして株式会社ホロラボさんの『手放しマニュアル』は最適!
なんせ作りこみがラクラク♪ Excelを使ってサクサクと作れます。
個人的にコレ!っていうのが、”Excel”を使っていること。PCを使っている人であればほぼすべての人が扱えますよね。これって非常に大切なことだと思うんです。
常に考える事は、無条件に使える事。便利でいいものはたくさんあります。でも、私の少ない経験上ですがいつも言われるのが、「Excelが使いやすい」なんです。
どんなに良いものでも使ってもらわなければ意味がない。使いこなせるようになってもらってから次へ次へと変化させればいいと。

話を管理へもどしますが建設業がすべてこんな感じの管理になっているとは思っていませんが管理側を便利にする事はやろう思えばすぐにでもできるとおもっています。それより・・・

管理側の指示を的確に作業員へ伝える事が滅茶苦茶難しい。
前のブログ、『人に伝える難しさ・・・』でも話したように、結構作業員には伝わってないんですよ。なんでか、『なぜ、XR技術に①???』でも触れましたが、作業員(中級以上)は脳内変換をします。結構都合よく笑笑
この脳内変換のせい?もあり、「伝わらない事」や「省かれる事」経験ありませんか?
それにより、手戻りになったり、危険な作業となってしまったり・・・お恥ずかしい話、私ありました・・・
伝えるときには常日頃から注意していたんですが、、、

やってほしい事、注意点、出来上がり想定を見せてあげることでよりスムーズな作業となるのでは?と、これにHoloLensを使ってのMRは非常に有効だなと感じています。

やはり、ここでも作業員への利用という事になるんです。(あくまで私は)
これには、もう一つ理由があります。
作業員への指示を行えるという事は、無駄な管理者を省くことができる。工事現場には様々な管理者が配置されています。
 ①受注者(元請)の中でも、所長、監理技術者、主任、技師、現場員、規模にもよりますが数人配置されます。
 ②一次下請 まとめ役のときもありますが、基本はここで完結するのがベスト
 ③二次下請 ここは専門性の高い業者が多いかな・・・
 ④三次下請 あまり好ましくないですが作業員が足りない時などはたまにある。
公共工事であれば大体二次下請けまで、三次下請はあまり好まれないです。
この4段階でそれぞれ工事を管理する人が最低でも4人いるんです。2人でよくない?総括する①と専門性のある②ないし③で、(もちろん規模や内容によります。あくまで一例です)
それを補完するためMRを活用すればこれは十分に可能なことだと考えています。
上位層になればなるほど支払われる給料も高いので2人省けるだけでかなりのコストが軽減される。それが作業員への賃金アップへつながるのだと思います。
さらに、建設業界で問題となる多重下請け構造(中抜き業者)を減らすことにもつながる。
だって、下位の下請け業者は管理などができないという理由で管理だけの会社を通す必要がある等。けど、管理は経験などなくてもMRを活用することで必要がなくなるのではないかと・・・

問題は小さな会社でデバイス購入、ソフト購入となるとかなりの負担です。そこをどのように解決するか?非常に難題ですがこれを何とか解決していきたいと思っています。

といろいろ長々と話してきましたが、つまるところターゲットは管理側よりも作業側、未経験者~上級者まで全ての作業員。だと思って取り組んでいます。

なぜ、『XR技術を???②、③』ではMRについての話がメインとなりましたので、次は『VRの取り組み方』を話したいと思います。