XR技術と推進・シールド工事②
今回も引き続き、『XR技術と推進・シールド工事』についてお話しします。
まあ、別に推進工事やシールド工事だからXR技術などを・・・と思ったのではなく、おそらく私自身が極度に面倒を嫌うからだと思います。
だって、現場は違えど”管理項目”って変わらないんですよね。作る書類も基本変わらない、なのに毎回面倒(私だけですよ)なことをして、忙しい忙しいって言ってるのは、、、なんか馬鹿らしいなぁと思いながら管理をしていました。
大きな現場、シールド工事などでは工期も長いこともあり、各機器のセンシングも管理システムもあり”集中管理”がなされています。まあ、細かくリアルタイムに管理しないといけないのもありますが、集中管理しても十分元が取れるといったところでしょうか。
しかし、推進工事の場合(請負は様々なケースがありますが)、一般的に一次下請けが機械、材料、管理(施工・工程・写真)を行います。(受注者(元請)は、二次製品の購入、役所の対応。)
工期も3か月程度(推進工事に係わる期間)、やはり工期が短い中でシステム構築に時間がかかる(といっても3日程度)ものは、進捗=出来高(利益)となるせいか記録して後でまとめればいいという考えになってしまっています。
でも、毎回毎回同じことの繰り返し・・・ならもう少し簡易でいいから何とかすればいいのに・・・
と思っていました。しかし、「そんなもん自分でやった方が安い」とか「同じなんだからすぐできるだろ」とか言われてきました。確かにそうなんですが・・・

上記のものをまとめるために、各機器のデータを記録、掘進データの記録、出てきた土の量の記録などなどをまとめて集計する。これを毎日。時間ごとに。
そんな大したことないですが、実際にはトンネル坑内に入って掘進の状況、排泥の状態、添加剤の品質を見て回らなければならない。↓↓↓この中を300mとか入って確認しなければいけない。慣れれば気になりませんが、慣れるまでは大変。最近、入ってないから今入ったら一回行くだけで体動かなくなるだろうな、、、汗汗
現実は、センシングする機器やI/O盤の設置をするスペースすらないのです。だから記録するしかないという発想になる。(ここからちょっと話が変わってしまいます・・・)

しかし、地下工事をやっている以上、「リアルタイム」というキーワードを外すわけにはいかない。ただでさえ1㎜先の状況がわからない中での工事、今の状況ぐらいはしっかりと把握しないと”陥没”、”隆起”など地盤(=道路)に与える影響は計り知れない。
今でも、推進工事やシールド工事では事細かにいろいろなものを計測・記録しています。上記の理由です。それでも、目に見えない作業という最大の問題により陥没事故等が稀に起こります。
年間何百㎞をしている中のごく一部。
様々なデータがある中である程度の予測や基準はできています。しかし、私が経験した数十の現場でただの一度も同じ土質であったことはありません。何となく似てる程度です。
常に新しい解釈が必要になるのが地下工事(推進・シールド工事)だと思っています。
つまり、必要なのは”経験”と”知識”なのです。
この経験と知識をいかに有効に使うかのために集中管理があるのですが・・・今はその管理するシステムを基にマシンの自動化(オートオペレート)への道へと移行しています。
個人的には”違うのでは?”と思っています。現状で100%に近い施工ができないのならまず100%に近づける必要がある。それを飛ばして、AIで判断?してオートオペレーティング?、、、
まずは、経験と知識をオペレーティングにつなげ施工の妥当性の評価をしてから、それらを判断材料とし自動化への道を進むべきだと思っています。
そのつなぎ役にこの『XR技術』が必要になるんだろうと思っています。と何かかっこよくいっていますがこれらができれば管理も本当に楽になるだろうなと。
次回からは、なんで楽になるのかについてスポットを当てて話したいと思います。
まずは、ニュースになるような事故を無くしたいものです。
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