XR技術と推進・シールド工事④
今回は、常に付きまとう話として作業員が使ってくれるものなのか?という作業員目線の話を少々。
新しい技術を取り入れるとき、ネックとなるもの・・・そう、作業員が使ってくれるか?という事です。
やはり作業員というと”いままでのやり方”を変えることに抵抗がある。とよく耳にします。
これは、職種によるものなのかもしれませんが、私が携わってきた”推進工事やシールド工事”、特に”推進工事”に携わる作業員はどちらかというと積極的に取り入れようとしてくれます。
これは、導入を進める側としては非常にありがたい。
でも、なんでか?他の業種よりも確実に新しいものを取り入れようとする気持ち、なんだと思います???
それは、「地下工事である」事が非常に大きくかかわっていると思います。
作業員と話すと大体帰ってくる言葉は、「だって、一寸先がわからないんだから・・・」

上図の様に、推進工事はスタート地点(発進立坑)からゴール地点(到達立坑)まで地下の状況は全くわかりません。
確かに地質調査はします。どのくらいの間隔でやると思いますか?よくやって、100m間隔。この間に地質がどこまで変わるか、作業中は毎日ドキドキです。
いっても、そんなに見当違いな土質はないだろう?と思われるかもしれませんが、、、そんなことは珍しくないくらいあります。やわらかい粘性土だと思ったら急に1mくらいの石が出てくる地質になったり、急に岩盤が現れたり。そんなことはいくらでもあります。
ですから、不安を少しでも取り除けるなら、便利だと思われるものは進んで取り入れる事に何の抵抗もないのです。
さらに嬉しいのは、なかなか使いこなす!改善案は豊富にでてくる!・・・逆に改善できたか!早く作れとせっつかれるのでたまにつらい時もありますが・・・贅沢な悩みですね。
そのような経緯より、この業界(推進業界)というのは新しいことを試すのには非常に向いているのだといつも思います。
このXR技術、管理する職員より、作業に直接携わる作業員のほうが導入に前向きなのでいろいろな打ち合わせをする中でいろいろな方からびっくりされます。普通と逆だと、、、
ええ、普通じゃないんですよ。だって、例えば80㎝の管の中を何百mもの先で作業しているんです。何かあってもだれも救出できない空間、足も延ばせず常に首を曲げた状態で何時間も・・・そりゃ少しでもという事だけで彼らにとっては救世主の様な扱いになるんでしょうね。のうのうと管理している私とは現場への、便利さへの思いが違う。
と言う事が私がXR技術の導入を進めるモチベーションになってます。
作業員さんいつもありがとうございます。
今回はここまでとします。
もう少しこのシリーズを続けようと思います。
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